DD第一種工事担任者


操作範囲

具体例

注: デジタル伝送路設備の工事が可能ですが、この資格ではISDNの工事は出来ません。
   ISDNの工事をする為には、AI種の資格が必要になります。

試験科目

  1. 電気通信技術の基礎
  2. 端末設備の接続のための技術
  3. 端末設備の接続に関する法規

取得してみて・・・

 平成17年度の工事担任者資格制度の改正に伴い、新たに出来た資格である。
私の場合、既にアナログ第1種工事担任者とデジタル第1種工事担任者を取得していたので
この資格を取ったところで工事範囲的には全く増えないが、資格マニアの端くれとしては新しい
関連資格が出来たということで、お遊びで受けてみたら一発で受かっちゃったという感じである。

 この資格は名前の通りデジタルのデータに特化した資格で、工事範囲も試験内容もデータ関係
ばかりである。昔の「工事担任者」=「電話工事の資格」というイメージとはちょっと違う気がします。
電話の工事をしたい人は、これではなくAI種を取得しないといけません。逆にAI種は昔のアナログ種と
違い、ISDNの工事まで出来るようになったので、意外に電話工事を目指す人には便利かもしれない。
ただし最近普及し始めたIP電話の工事やADSLの工事となるとDD種が必要になるので注意が必要である。

 受験にあたり、私の場合、既にデジタル第1種や第1種伝送交換電気主任技術者の資格を持って
いたため、試験内容のうち基礎と法規は全て免除となり、技術のみ受験すればよかった。ただ、この
資格が誕生して間もないため、過去の出題問題もほとんどなく、出題傾向等を読みづらかった。新問が
出るのは確実なので、結局、本気で内容を勉強したという感じである。今回、勉強に使用した参考書は
以前、アナログ1種やデジタル1種を受けた時にも使用したリックテレコムの本のDD1種実践問題である。
やはり個人的にはどの資格の工事担任者を受けるにしてもこの本がお勧めかなと思います。あと、
今回は改正後間もないのでもう少し新問対策で勉強するために同じくリックテレコムのわかるDD1・2種
[技術・理論]も購入した。

 受験している層は比較的若い男性がほとんどであった。意外に試験免除の人も多く、同じ会場にも
いっぱい免除者がいた。科目合格はもちろん、旧資格をもっていて免除になっている人も多いようだ。
出題問題としてもやはり全く今までに出たこともない話題の新問や、よく似てるけど問われている部分が
違うものなど、過去の問題じゃないものがそれなりにあった。これから受験する人はしばらくの間は必ず
最新版の参考書で勉強するのをお勧めします。

※注意
操作範囲・試験内容は最新の情報をご確認下さい。基本的に
上記情報は、私の受験時もしくはページ作成時の情報です。

統計資料

免許所有者:14,875名(平成23年度)  合格率:27.3%(平成17年度)


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