第一級陸上特殊無線技士
操作範囲
- 陸上の無線局の空中線電力五百ワット以下の多重無線設備(多重通信を行う
事が出来る無線設備でテレビジョンとして使用する物を含む。)で三十メガ
ヘルツ以上の周波数の電波を使用する物の技術操作
- 陸上の無線局の空中線電力十ワット以下の無線設備(多重無線設備を除く。)
で千六百六・五キロヘルツから四千キロヘルツまでの周波数の電波を使用す
るもの
- 陸上の無線局のレーダーで上記にあげる物以外のもの
- 陸上の無線局で人工衛星局の中継により無線通信を行う物の空中線電力五十
ワット以下の多重無線設備
- 空中線電力五十ワット以下の無線設備で二万五千十キロヘルツから九百六十
メガヘルツの周波数の電波を使用するもの
- 空中線電力百ワット以下の無線設備で千二百十五メガヘルツ以上の周波数の
電波を使用するもの
具体例
- 簡単な衛星通信
- 陸上のマイクロ多重設備(簡単なテレビ中継など)
- 陸上に設置されるレーダー(スピード違反取り締まりなど)
- タクシーや陸上移動系の無線設備
試験科目
- 無線工学
- 多重無線設備(空中線系を除く。以下この号において同じ。)の
理論、構造及び機能の概要
- 空中線系の理論、構造及び機能の概要
- 多重無線設備及び空中線系等のための測定機器の理論、構造及び
機能の概要
- 多重無線設備及び空中線系並びに多重無線設備及び空中線系等の
ための測定機器の保守及び運用の概要
- 法規
受験してみて・・・
この資格は意外に簡単に一発で取得できた。新問もそれほど多くなく、場合によって
は丸暗記でも十分合格できると思う。ただ、アマチュア無線と比べるとやはり難しいの
ではないかと思う。それは、内容的にマイクロ波に関するものが多く、また多重技術と
いうまったくアマチュアでは考えられないものが主体となって出題されるからである。
もっていると何かに役に立つかというとあまりないようだ。実際に警察や消防、また
タクシーや放送局でマイクロ中継など、現場で無線を扱う人であれば役に立つだろうが
そういう人でない限りあまり意味はない。この資格で就職・転職や科目免除などは、
ほとんど無理で、アマチュア無線も使用できない。
※注意
操作範囲・試験内容は最新の情報をご確認下さい。基本的に
上記情報は、私の受験時もしくはページ作成時の情報です。
統計資料
免許所有者:185,759名 合格率:30.1%(平成23年度)
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